岩城島は温暖な気候で、「青いレモンの島」とも呼ばれているレモンの産地。
黄色いレモンでないのは、「果実の色は実はもともと緑で、
葉緑素の色。収穫後に鮮度維持などのために化学処理をすると、
黄色に変わるんじゃけ。緑のレモンは青のレモンとしてのイメージでしょ
島でも青いレモンと呼んでます」と教えてくれたのは、
岩城のレモン農家の
西村孝子さんだ。
そういえば♪幼なじみの思い出は青いレモンの味がする♪
という歌もありましたっけ。
輸入レモンは発ガン性物質を含む、
ポストハーベスト農薬をかけているため心配だということで、
近頃は国産レモンが人気となっている。
島でも、「青いレモンは、樹で熟した完熟の果実、
しかもさっと水洗いしただけで皮まで食べられる、
安心で安全なレモンなのです」とPRしている。
レモンはご存じの通り、
ビタミンCや疲労物質の増加を防ぐクエン酸たっぷりの健康食品。
ビタミンCは皮部分にも豊富。丸ごと食べられるのが嬉しい。
そんな島自慢のレモンと海の幸を存分に味わってもらいたいと、
西村さんたち仲間4人で、
農家レストラン
「でべそおばちゃんの店」を06年春にオープン。
「でべそ」は四国や九州の方言で、
「でたがり、でしゃばり」のこととで、
ヘソが出ているわけではない。念のため。
2人のでべそおばちゃん(右が西村さん)
「レモン懐石」は皮から、果実まで丸々用いたレモン4個分を使用した9品目。
地元で取れた魚介類とレモンを合体。
皮を器にしたり、新鮮な鯛のお造りを特製のレモンしょうゆにつけて食べたりと、
アイデアいっぱいだった。
と、読まれて、気づいた方もいるかも。上の書き込みは、昨年私が出した、
「ぐりつり通信」2号の、
記事のひとつをもとにしたもの。
写真は、レモン懐石一点のみだったし、モノクロでもあったので、
今回は、たくさん載せてみました
小高い山から瀬戸内海を
天候にも恵まれ、清々しい1日だったりのを覚えている。
これから伯方島に船で向かう
木瓜褪せて庭園春をふかめけり
波郷